Ultra-Wideband (UWB) is a technology for transmitting information spread over a large bandwidth that should, in theory and under the right circumstances, be able to share spectrum with other users. FCC authorizes the unlicensed use of UWB in 3.1-10.6 GHz. This is intended to provide an efficient wireless communication.
図中の Exp は実測値,Sim はアンテナと同軸ケーブル (長さ 45 mm) を含んだ構成での電磁界解析値を示している.図より,VSWR が 2 以下となる周波数帯域の実測値は 3.5~11.9 GHz であることが確認できる. このように,給電系を含んだ構造では中心周波数に対する帯域幅が 109% であり,周波数スケールで UWB帯域 (3.1~10.6 GHz) を満たすアンテナと同じインピーダンス帯域幅であるといえる.なお,実測値と電磁界解析値との間に生じているわずかな差異は,試作アンテナの精密さと電磁界解析の計算誤差によるものと推測される.また,この給電構造での平衡-不平衡変換におけるモードの不連続性も十分小さいことが確認された.以上より,本研究の帯域設計手法は,実験からもその有効性が示された.
これらに関連する先駆的な技術内容は実用化検討と特許出願中である。